ソフトウェア版MTにあったらいいのにと思った機能（2021年編）

これは「Movable Type Advent Calendar 2021​」19日目の記事です。

毎年こちらのアドベントカレンダーに参加させていただいていますが、いつもMTAppjQueryプラグインについて書いていたので、今年は趣向を変えて「ソフトウェア版MTにあったらいいのにと思った機能（2021年編）」というタイトルで書いてみました。

年度別アーカイブってけっこう使いますよね

今年いちばん「MTに標準であったらいいのに！」と思った機能は、年度別アーカイブを作成する機能でした。
もちろん、プラグインを使用すれば作成できるのは知っていますし、今までプラグインを使用して実装してきました。
でもそのたびに標準機能であったらいいのになーと思っていました。

私が過去に使ったことがある年度別アーカイブ生成用のプラグインは下記の3つです。

• ExtendArchives（藤本さん作）
  https://www.h-fj.com/blog/archives/2018/07/11-095727.php
• FiscalYearlyArchives（小川さん作：MT6以前？）
  https://github.com/ogawa/mt-plugin-FiscalYearlyArchives
• FiscalYearlyArchives（太鉄さん作：MT7）
  https://plugins.movabletype.jp/author77abc/fiscalyearlyarchives.html

この中でMT7のコンテンツタイプに対応しているのは、太鉄さんの FiscalYearlyArchives だけです。
過去にコンテンツタイプで年度別アーカイブを使ったケースはそれほど多くはなく、「コンテンツタイプ 年度別アーカイブ」だけ生成できればよかったのでこちらのプラグインでの対応で問題ありませんでした。

ただ、今後「コンテンツタイプ カテゴリ 年度別アーカイブ」や「コンテンツタイプ ユーザー 年度別アーカイブ」が必要になった場合、このプラグインでは対応できません。

MovableType.net では標準機能

MovableType.net にはコンテンツタイプはありませんが、年度別アーカイブは標準機能で作成することができます。
2018年1月に下記の記事で機能追加が発表されました。

機能としては年別アーカイブと同じくくりで、追加で開始月が設定できるというものです。
この形ですと新たなタグを使う必要もありませんし、途中から開始月を4月に変更したい！といったケースにも簡単に対応することができます。
ソフトウェア版MTでも、もし実装されるならこの形がいいんじゃないかなあと考えています。

まとめ

先ほどの機能追加の記事の最後は、

企業サイトや学校関連サイトなど、ぜひご活用ください。

と締められていますが、ソフトウェア版MTも企業サイトや学校関連サイトで使われることが多いはずなので、ぜひ年度別アーカイブを出力する機能をソフトウェア版MTの標準機能として実装することをご検討いただきたいと思います！